薬剤師国家試験ってどんな感じ?国家試験の概要と心構えについて解説!

薬剤師国家試験ってどんな感じ?国家試験の概要と心構えについて解説!

こんにちは、たくそんです!

今回は、前半で薬剤師国家試験の合格点や試験当日の流れ、後半では合格するために必要なことについて解説します。

今回の記事は

  • 薬学部へ入学したばかりの薬学生
  • 薬学部に興味がある人

上記の方にぜひ読んでいただきたい内容となっています。

薬学部薬学科へ入学すると必ず通るのが、薬剤師国家試験です。

この試験に合格できないと、薬剤師の免許がもらえません。

みんな必死に勉強します。

こう聞くと、めちゃくちゃ不安になってしまいますよね。

新卒の人達の国家試験合格率はおよそ85%となっており、受験したほとんどの人が合格できています。

この数字を見てわかるように難しい試験ではなく

  • ちゃんと勉強時間を確保する
  • 効率よく勉強する

といったポイントを踏まえてしっかり勉強ていれば、合格できる試験です。

今回は、国家試験にビビらなくても済むように、国家試験の概要と合格するために重要な勉強時間の目安について解説しています。

ぜひ最後まで見ていってください。

薬剤師国家試験の詳細

はじめに、薬剤師国家試験について合格率や日程、試験当日の流れについて紹介します。

第108回国家試験を参考に見ていきましょう。

日程

試験は毎年同じくらいの時期に開催されます。

第108回は

1日目 2月18日

2日目 2月19日

と2日間にわたって開催されました。

今後の国家試験も同じくらいの時期に毎年開催されると予想されます。

試験当日の流れについて、もう少し深堀りします。

国家試験の試験科目は

1日目
  • 必須問題
  • 理論問題(化学、物理、生化学)
  • 理論問題(薬理、薬物動態、病態生理)
2日目
  • 実践問題(化学、物理、生化学)
  • 実践問題(薬理、薬物動態、病態生理)
  • 実務

「理論」と「実践」・「実務」の違いですが、

「理論」分野は教科書通りの問題で出題されるのに対し、「実践」・「実務」分野は医療現場や実務実習の話と絡めて出題されるイメージです。

「実務」の分野は実務実習で体験するような、問題が中心となって出題されます。

どの科目も1科目90分~150分の試験となっており、

1日目、2日目どちらも9時~18時くらいまでかかります。

試験会場

第108回薬剤師国家試験では

東京、大阪、愛知県など9都道府県で実施され、東京や大阪は数か所の受験会場が設けられています。

国家試験の1,2ヶ月前までに受験会場の詳細について、通知が来ます。

試験会場は大学ごとに割り振られることが多いです。

試験本番の時に大学の友達と同じ会場で受験できるのは心強いですね。

試験本番では他の大学の人も居て、いつもと違う雰囲気を感じてしまうかもしれませんが、

普段の定期試験と同じような状態で臨むようにし、過度に緊張しないようにしたいです。

なるべく大学の友達と絡むようにして、普段の定期試験を受けるような感覚でいることが大事だと思います。

普段の定期試験と同じつもりで受験しましょう!!

合格率

試験問題は全部で345問となっており、

  • 必須問題 90問
  • 理論問題 105問
  • 実践問題 150問題

の内訳で出題されています。

第108回薬剤師国家試験では

合格の基準として

  • 必須問題で70%以上の正答率
  • 必須問題の各科目でそれぞれ30%以上の正答率
  • 345問中、235問以上の正答率
  • 禁忌選択肢の回答を2問以下に抑える

と公表されています。

年によって試験の難易度が多少変わるので、合格基準が変動しますが、

上記の基準を満たしていれば大体合格できます。

第108回国家試験の合格率は69.0%でした。

このうち新卒者に限った合格率は84.9%です。

この結果から、国家試験に落ちて浪人してしまうと、モチベーション維持が難しく脱落者が多くなる傾向にあることがわかります。

必ず1年目で合格する!という気持ちで勉強に取り組むことが大切です。

合格するために

勉強の開始時期は早く始めるに越したことはありません。

早い人だと4月から始める場合が多いです。

あまりにも早い時期から根を詰めすぎて、試験1ヶ月前に燃え尽きてしまうのも怖いので、

4~7月頃までは最低でも1日1,2時間で良いので、自分のストレスにならない程度に取り組むのがおススメです。

まずは、国家試験の勉強に取り組む習慣を作っていきましょう。

夏~秋にかけて国家試験の勉強漬けにしていくのが良いと思います。

だいたい、1日10時間程度を目安にすると良いでしょう。

秋から冬にかけては1日10時間以上の勉強時間を維持していきます。

本番まで時間が無いので、模試で出来の悪かった分野をどんどん潰していきます。

夏までは1日1,2時間でも良いので、国家試験の勉強を習慣づける
秋からは1日10時間程度が目安

まとめ

今回は、薬剤師国家試験について紹介しました。

前半で国家試験の日程や会場について、後半は国家試験合格のための勉強時間の目安や模試のことについて解説しました。

国家試験の日程や試験会場については

日程

  • 日程は2月中旬、2日間に分けて開催
  • 試験日2日間とも丸1日かかる

試験会場

  • 試験会場は全国9都道府県で実施。
  • 東京と大阪のみ、複数の会場がある

国家試験合格するために、4月から心がけておくこととしては

  • 夏までは1日1,2時間でも良いので、国家試験の勉強を習慣づける
  • 秋からは1日10時間程度が目安

夏までは、無理のない範囲で勉強を続けることが大事だと思います。

勉強のモチベーションを切らさない程度に勉強を頑張って、国家試験を乗り切っていきましょう。

以上、たくそんでした!

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